生涯教育こんちには。
夕暮れになっても輝きを失わず
新年おめでとうございます。 今年こそは、何かをしたいと考えているあなたに。  もうそろそろ定年が近くなって、これから何か自分の好きなことをしたいと思っている人はいませんか。自分が本当になりかった仕事をやってみるのもひとつの方法ではないでしょうか。好きなことをやれといわれてもいつから、どうやってはじめるか、先輩がいたり、実例があると考えやすいと思います。そんな人がシカゴに住んでいます。 マイク ストン(日本名 ミスター石)さんは、ハーバード大学で政治学を勉強して、法科大学院で法律の勉強をして弁護士になりました。ハーバードロースクール(法律大学院)を卒業して弁護士になりました。どうして弁護士になろうとしたかと言うと、石さんのお父さんが弁護士をしていたのです。石さんはお父さんに見習って、自分も弁護士になりたいと、思うようになったのです。 小学、中学、高校を通して石さんは本を読むのが大好きでした。頭が良かったので石さんは、勉強しなくても何でもわかってしまうので学校に行っても興味がわきませんでした。大学に入ってはじめて思い切り勉強することになりました。大学、大学院を終わって弁護士になり、法曹界に飛び込みました。 大きな企業や政府関係の弁護士の仕事を依頼され全力をあげて取り組みました。弁護士の仕事は外から見るとお金が儲かり、やりがいのある仕事のように見えますが、実際にはとてもテンションが高く、疲れ果てる仕事です。有名なハッブル天文台のハッブル博士はもとは優秀な弁護士でしたが、途中人生路線を変更して天文学者になってしまったのです。私は途中で変更はできなかったのですが、いつもこれでいいのだろうか、と弁護士をしながら考えていました。 弁護士だけで一生終わったら悔いを残すだろうと思いました。
53歳になったとき25年働いた弁護士の仕事をやめ、大学院の図書館の司書になるコースに入学し、資格をとりました。そして今は小さな私立大学の大学院の図書館で司書として働いています。好きな本に囲まれ、とてもうれしいです。定年まで勤めてお金をもうけるよりも好きな本の世界に生きることが出来るほうが自分にあっています。今63歳ですが、10年前の決断は正しかったな、と思っています。あれ以上、弁護士をしていたら、とても飛び出せなかったと思います。定年になってから考えるのではなく、まだ余力があるうちに方向を決めないと手遅れになるのです。 石さんは、趣味に日本語の勉強をしています。ラテン語やスペイン語も話せます。 毎日日本語の勉強を二時間もします。もう一度日本を訪問するのだと、日本語の勉強に励んでいます。そんな彼はとても楽しそうです。