生涯教育こんちには。 いつのころからかここ数年、アメリカのいくつかのホームスクールで日本語と日本文化を教えるようになった。 ホームスクールというのは学校法人としての公立、私立の学校へ行かず、それに相当する教育を家で授けることを指します。 ホームスクールとはアメリカにも日本の引きこもりのような児童生徒がいて、彼らは学校へ行けないので、家で親が学校教師に代わって教えるのを地方政府の教育担当が「学校」として認める教育方式と思って日本人もいるようです。 我家の近くのホームスクール間には連絡のネットワークがあるらしく、ほかのホームスクールからも声がかかるようになり、教えるホームスクールの数が増えてきた。 だんだんとホームスクールのことがわかってきた。 最近ひとりの生徒エマさんとその母親にホームスクールに関してインタビューする機会があり、今までの情報とあわせて、アメリカのホームスクールの現状をお知らせします。 エマさんは17歳でホームスクールの高校の勉強が終わり、来年大学進学をめざしています。 ![]() I.動機 A.アメリカの学校の現状 アメリカのホームスクールはますます増えて、このごろは1.2ミリオンものホームスクールがあるそうです。 このように増えた背景には、アメリカの中学高校の現状があります。 家庭の主婦は自分の子供を学校へ送り出したらほっと安心して、後の時間は自分の自由になり、3食昼寝つき、スポーツ、趣味に興じ、そんな主婦の生活はうらやましいかぎりです。 しかし、今では、学校へ送り出したら安心という神話は過去のものとなりました。 朝学校へ送り出して夕方無事家に戻って来られるかどうか、保証できない時代になっているのです。学校はむかしほど安全ではなくなっているのです。 どんなことで学校の安全性が問題になっているのでしょうか。 第1にコロンバイン高校に代表される学校での無差別銃撃事件が後をたちません。 学校機関もいろいろな対策をたてていることはまちがいありませんが、この4月にまたもやバージニアテック大学でアメリカの学校の歴史にのこる最大の銃撃事件が発生し、生徒学生の保護者にとって、学校の安全性の保証は完全に崩壊してしまったのです。 この世には取り返せる失敗や事件はありますが、コロンバイン、バージニアテックの事件で失った息子や娘はもう取り返すことが出来ません。こうなったらやはり自衛対策を考えなければなりません。 すぐ頭に浮かぶのは、安全性の高い私立学校へ子供を移すとか、家で教育するとか、思いつくでしょう。 アメリカには以前からホームスクールというものがあったのですが、このような時代になると大切な子供たちを守るためには多少の犠牲を払ってでもホームスクールで教育を、と考える保護者が増えてくるのは避けられないことです。 第2にアメリカの学校にも「いじめ」が」あるのです。 日本では、いじめは日本の専売特許のように思い込んでいる人がいますが、そうではありません。アメリカの学校にもいじめはあるのです。 それもほとんど生徒全員がいじめを受けたことを経験しているほど多いのです。 日本のいじめは「教室内の悪魔」という題の本に報告されるような、陰湿ないじめが多いのですが、このごろアメリカもインターネットを使ったいじめが報告され始めました。バスの中でのいじめもあります。 スポーツクラブでお酒を飲まされたり、日本のいう「しごき」を受けたり、アメリカも日本と変わりません。 そこでアメリカの学校関係者も重い腰をあげてやっと対策を考え始めました。 日本と違うのはいじめられた犠牲者が、銃を手にして学校に殴り込みをかけるような反撃に出てくることがあります。 コロンバインの犯人たちはいじめの被害者だったようです。 また、アメリカのいじめグループの背後にギャングが活動していたりすると、いっそう深刻になります。 いじめの被害者は親に心配かけまいとして、口をとざして語らないので、親や家の者たちはわからないことが多いのです。 多数の生徒を扱っている学校教師などいじめの現状などわかるはずがありません。 いいえ、時にはいじめに加わっていた教師の例も報告されているくらいです。 親は、自分の子供たちが、いつ、どこで、いじめに会うかわかりませんし、その情報がつかみにくい、ということであれば、やはり安全なホームスクールで、と考えるのも無理からぬことでしょう。 第3にアメリカの中学高校にはマリファナに代表されるドラッグ、薬物の問題があります。 高校生のパーティーでお酒がでるのは珍しいことではないようです。数ヶ月前、シカゴの北の町で高校生のパーティーがあり、アルコールがでて、飲んだ高校生が車を運転して、大事故を引き起こし、パーティー主催の家の両親が訴訟された事件も記憶に新しいことです。 数年前、地元の高校がタイムマガジンの記事となり、成績優秀なので目に留まったかと思ったら、なんとドラッグの売買で有名になったので、がっかりしました。 第4に友人関係も心配の種です。 いろいろな背景の生徒学生がいます。親が離婚している家庭も少なくありません。 ボーイフレンド、ガールフレンドの留守の家に自分の娘が招かれたら何が起こるか心配にならない親はいないでしょう。 友達とキャンプに泊りがけで行くからね、などと言い出されたら、引き止めることがむずかしいのです。 友達を選ぶにしても、幼児の時代のようにはいきません。高校生が妊娠、なんてことだってめずらしいことではありません。 そう考えると恐ろしくなってきます。自分の目の届くところに子供たちを置いたほうが安全ではないでしょうか。 このような背景を考えると、できたらホームスクールで安全に、と考えても無理からぬことではないでしょうか。 B.学校外の学校ホームスクール たとえ安全性が保証されても、生徒によっては大きな学校、大教室が嫌いな子供もいます。 大きな学校はたくさんの生徒を扱うので、規則で十把ひとからげにするほかありませんので、一人ひとりへの関心は薄くなります。 目立ちたいと願ってもたくさんの生徒がいたらむずかしくなってきます。 また、生徒が教師との関係に悩んでいるかもしれません。 ある教師はある子供には良くても、自分の子供には向いていないかもしれません。 また、ある地域では親の学歴が高くて、教師を軽く見る傾向があり、あんな教師に任せられるか、という親の自負心があります。 こういうとき、やはり自分で教えたほうがいいか、という気持ちが湧いてきます。 私のインタビューしたエマさんは、自由独立を愛する性格に生まれたらしく、子供の時から、規則が多い公立学校、押し付けの多い伝統的な教師を好きになれなかったのです。 小学1、2年は公立学校へ行ったのですが、どうも好きになれません。 とくに先生の伝統的な押し付けがましい教え方についていけません。 そこで親子で比較的自由な私立学校を探しましたが、適切な学校が見当たりませんでした。 そのとき友人知人たちにホームスクールを勧められました。 ホームスクールではたいていは母親が主導権を取り、教師として教えることが多いのです。 ところが、エマさんの家庭では、父親はフルタイムで仕事をし、母親も父親の仕事の手伝いをいるので、親が教えることはできません。 そういう家庭は家庭教師をやとえばいいのだ、と聞きました。家庭教師ではお金がかかりそうです。 父親は、はじめは反対しましたが、たった一人の娘、一人っ子の家庭にとって、娘はそれこそ宝物です。 父親はホームスクールに代わる教育機関をしりませんでしたので、母と娘の連合軍の意見を認めて、家庭教師によるホームスクールを家庭ではじめたのです。 エマさんは7歳のときのことでした。 ホームスクールを勧めた友人知人たちはホームスクールネットワークと呼ぶべき情報交換のミーティングをもっているのです。 そこでホームスクールに関する情報、たとえば、教科書、教師、経費などの情報を交換検討するのです。 ホームスクール同志で協力し、ときには合併授業をもつのです。 ホームスクールは孤立しているのではなく、ネットワークをもっているのです。 合併授業によってほかのホームスクールと協力し、小さな学校の形を形成するときもあります。 また、年に何回がおおきなコンベンションを開いて、情報を拡大します。普通の学校でどんな勉強をしているのかも知ることができます。 教科書さんも都合のいい宣伝の機会としてブースを開くことが出来ます。 ホームスクールの教師希望者もコンベンションに行って自己宣伝のブースを出すのです。 ホームスクールは孤立しているのではなく、ほかのホームスクールと提携関係を持っているのです。 さらにインターネットは強力な情報収集の手段です。 II.内容 A.カリキュラム ホームスクールを開くことに決めました。 エマさんは小学2年生でした。いったい何を教えればいいのでしょうか。 ホームスクールネットワークによって公立校でどんな教科を、どんな教科書で、何時間勉強しているとかはわかるのです。 それにしたがってやっていけばいいわけですが、エマさんの場合は良い家庭教師を雇うことができたのです。 家庭教師がカリキュラム、教科、教科書の面倒をみてくれたので、すべてを任せることができたのです。 また、ホームスクールコンベンションでいろいろは情報を収集し、役立てました。 教科によっては普通の母親、家庭教師では教えることができないものもあります。 生物でカエルも解剖などありますが、実験標本だってどうやって手に入れるのかわかりません。 また化学の実験など多少危険の伴うものなど、普通の家庭では難しいものもあります。 そのへんは特別な家庭教師をやとったり、もと化学の教師の主婦を探して教えてもらったりするのです。 スポーツなどもいくらアメリカの家がひろくても、家の中で飛び跳ねても十分ではないで、ほかのホームスクールと提携して体育館で、練習、試合をしてスポーツの教科とするのです。 エマさんは他のホームスクールの子供たちといっしょにテニスをすることにしました。 サッカー、ソフトボールにも参加しています。 驚く無かれ、クラブ活動もあります。 ほかのホームスクールの子供たちとドラマクラブを作り、練習、発表会をするのです。音楽会などもあります。 こうしてみると、普通の学校と同じようなことをやっているのです。 成績は他の生徒がいないのですから、比較のしようがないので、あるようなないようなものです。 この点、いいとも言えるし、頼りにならないともいえます。 しかし、ホームスクールの子供たちの強いところは、自主的な勉強をしているので、自分のために、自分で調べ、自分でペーパーを書く能力が伸びることです。 自分で図書館にいって、本を開いて、調べて、ペーパーを書くのです。 そういう訓練をしているので、難しい課題もあきらめず、自分で取り組むのです。 知識の多い少ないは多少問題があるように思いますが、教師や友人を頼らず、自分で勉強していくのですから、将来どんな環境にあっても、どんな課題に対しても、自分ひとりで取り組むことができます。 自分でやる気、自分でやる方法、自分でまとめるなど、自主独立の人間をつくるのです。 エマさんは本を読むのが大好きで、かたときも本を離しません。 また、文章を書くことが好きで、エッセーを書いて発表しているそうです。 一番好きなのは歴史だそうです。それは家庭教師の影響のようです。 エマさんは中学のとき、家庭教師が引越しをして2年間一般の学校へもどったのですが、やはりホームスクールのほうが自分にあっていると思って、ホームスクールにもどったそうです。 日本語にどうして興味を持つようになったのか、と質問しますと、お祖母さんがしばしばシカゴ美術館に連れて行ってくれて、いつも日本の美術品を見せて教えてくれました。 そのうち、日本の物に興味を持つようになったのだそうです。特に日本の歴史や古い物が大好きになりました。 B.教師の影響 お祖母さんの影響ということがでましたが、ホームスクールにしても普通の学校にしても、教育で一番大きな影響を与えるのは教える人々です。 ホームスクールの成功は教える者の資質にかかっていると言っていいくらいです。 とくにホームスクールは接する教師の数が少ないので、一般の学校よりも教師の影響が大きいのです。 一般の学校では学年ごとに教師が代わりますが、ホームスクールでは家庭教師が継続して教える場合が多いからです。 親が教えている場合は選択できませんが、家庭教師を採用する場合は、慎重に選ばなければなりません。 親が教えるにしても高校の数学、微分積分などになると、そう簡単には教えられませんから、親の教養専門が問題になってきます。 専門的なものは家庭教師にたよることになりますが、家庭教師は大学、大学院の学生さんが大部分のようです。 大学院の学者さんのような学生さんだからと言って、がならずしも良い教師になれないのは一般の学校でもホームスクールでも同じことです。 ホームスクールコンベンションで有名大学の大学院の学生が広告を出しているので、すばらしい、と思って教えてもらうことにしたら、とても権威的で、ホームスクールの教師としては向かない人だった、という苦い経験もしました。 良い家庭教師選びはむずかしいので、もっぱら口コミ、聞きコミに頼るようです。ここでもホームスクールネットワークが活躍します。 C.大学進学 ホームスクールが大好きと言っても、大学のホームスクールはありませんから、大学進学はホームスクールにさようならをする時です。 一般の高校は大学への進路指導の専門の教師やスクールガイダンスがいますが、この点ホームスクールはどうなのでしょうか。 すぐに問題になるのは、SATとかCATという標準テストはどうするのでしょうか。 何しろホームスクールは成績の記録がないことが多いのですから、受け入れる大学にしてみればSATとかCATとかでしか、アカデミックな能力を判定することができなくなります。 こういう点でもホームスクールは自分でやる能力ノーハウーを身につけているので、本屋に行けばこの種の対策の本はどっさりあるので、自分で調べて、自分でSAT受験の準備をするのです。 大学願書に必要な推薦書は家庭教師に書いてもらいます。どんな大学が自分にあっているのかという情報も今はウェブサイトを開けばかなりの情報を手に入れることができます。 受け入れる大学はホームスクールからの受験者をどうみているのでしょうか。 日本だったらホームスクール出身の受験学生をどう見るのでしょうか。 意外なことにアメリカの大学はホームスクール出身者を歓迎しているのです。 理由は、勉強する意欲がある、自分で勉強するノーハウーを身につけている、SATの点数もけっこう高い、というように大学の要求をみたしているホームスクール出身者が少なくないからです。 アメリカの大学はホームスクール出身者に大きく開かれている、と言ってよいでしょう。 エマさんは東部のアイビーリーグの大学と中西部の大学に願書を送ろうと考えています。 大学に入ったらエマさんはanthropology 人類学を勉強したいそうです。ちょっと変わった専門です。 そんな科目は高校にはなかったはずですが、何かの時に目に付いたらしいのです。そして自分で調べて、これは自分にあっているのではないか、と思いついたのです。 III.経済 A.一般の学校 ホームスクールのはなしを聞いてすぐに気がつくことは、家庭教師をやとう経費が大変ではないか、ということです。 一般の公立校は住民税で運営されているのはよく知られていることです。 就学している子供をもっている家庭は、住民税を一種の授業料と考えているのです。 良い高校で学ばせるために、高校までは住民税が高くても、無理してその町に住んでいますが、大学へ進むことはその町の高校を終わることですから、高い住民税、授業料を納める必要はなくなるので、その地域から引き上げて、住民税の安い町を引っ越す家族も出てきます。 地域に対する愛着よりも、税金の多寡で決めるのです。 そのへんは割り切って考えているのです。 私立校に入ることは、住民税を納めながら、それを利用せず、親のポケットからさらに私立校に授業料を納めることになりますから、親は損するのです。 それでも親は子供の将来を考えて私立校に授業料を払うのです。 B.ホームスクール ホームスクールとなると親の犠牲はもっともっと大きくなってきます。私立校の場合はたとえば化学の教師を40人ぐらいの生徒で共有することになりますが、ホームスクールでは一人の生徒、多くても4,5人の生徒で一人の化学の家庭教師を雇うことになります。親の経済的な負担がぐっと重くなってきます。自分で教えるなら無料ですみますが、教材の準備、授業の準備があるのです。また、一般の学校と同じように、親は子供のお抱え運転手ショーファーとなって、図書館に、スポーツに連れて行かなければなりません。ですからホームスクールは家庭が貧乏ではできないのです。また、両親の片方が時間を自由にできる自由業でないと難しい面が多いのです。エマさんの場合はひとりっ子なので、親も投資できたようです。子供が3、4人いてホームスクールをするのは経済的、時間的にむずかしい点があるようです。 IV.ホームスクールの功罪 A.良い点 こんなにも多くの犠牲を要求されるホームスクールですが、ますます増える一方のようです。 どうしてそんなにホームスクールの必要性を感じるのでしょうか。 第1に現在の学校の現状が危険すぎるからです。 朝、これが最後かもしれない、などという気持ちで子供を送り出すような学校へ誰も子供を行かせたくないのは当然です。 第2に子供が一番気に入った環境で勉強させてやりたい、という親心です。 無理して気に入らない学校にいやいや行くよりも自分の気に入ったやり方で気持ちよく勉強してもらったほうが親として安心できるからです。 無理して学校へ行かせて登校拒否になって何年も家に引篭ってしまうよりはホームスクールに投資した方が賢いという判断です。 第3にホームスクールだと家族と近いところに子供がいるのです。 安心できるばかりでなく、家族との関係が近いのです。 家に寝るためにだけ帰ってくるような子供がいる現代では見られないような、親密な家族関係と保つことができます。 第4にホームスクールを通して、自分の勉強は自分でする、自主独立の精神が育つのです。 親が教師である場合もホームスクールでは自分でやらなければならないことが多いので、自分で調べ、自分で決断するのです。 将来のこともウェブサイトで調べ、自分で決めていくのです。 親はそばにいても参考意見を述べるだけで押し付けることはしないのです。 第5に社会性のないひとりぼっちになってしまうのではないか、と言う心配をする人がいるでしょう。 ひとつのホームスクールだとそうなりますが、ホームスクールもネットワークでやっているので、他のホームスクールの子供たちと仲良くなり、まるで兄弟姉妹のようになれるのです。 エマさんはひとりっ子なので、ホームスクールで親しい兄弟姉妹ができたと喜んでいます。 社交性が乏しいのではない、という批判もあるかもしれませんが、ホームスクールの子供たちは行儀がいいし、大人に対しても礼儀正しい子供たちが多いのです。 第6に興味のあるものを深く追求したり、勉強したりすることができます。 こういうところから現代に求められている創造性とか発明発見の能力が培われるのではないでしょうか。 公立校では成績が気になって興味があっても学校の勉強に関係ない課題はカットしなければなりません。 B.悪い点 どんなものにも欠点はあるものです。 お茶筒を上から見れば円に見えますが、横から見れば長方形に見えるのです。どんなものも見方によって変わってくるのです。 ホームスクールも欠点がないわけではありません。 第1にお金がかかります。 経済的、時間的にこんな余裕のある家庭は少ないのです。 父親が良い収入があって、母親がある程度の時間を犠牲にする余裕がないとホームスクールは不可能です。 第2に科目によってどうしても数少ない家庭教師だけでは補えない部分があります。 実験道具など学校よりも少なかったり、不十分であったり、安全性にかける可能性は高いのです。 第3にホームスクールのネットワークで親しい友達はできますが、この世にはいろいろな人種、人類がいるということを経験することがありません。 この世には親切な人もいますが、そうでない人もいるのです。 第4にアメリカ人は親子の関係が比較的クールですが、日本のように親子、とくに母子一体という感じの家庭文化のなかでは、アメリカのようなホームスクールができるのかどうか疑問です。 V.これから ホームスクールがこれからどうなるのでしょうか。 一般学校の安全性が保証されないかぎり、親の心配は増大し、ホームスクールまたは小さい寺子屋式の学校はふえるでしょうが、その将来はホームスクールの卒業生、経験者が社会に出て、どんな活躍をするかにかかってきます。 彼らが素晴らしければホームスクールの将来は素晴らしいものになりますし、そうでなければ時代とともにかすんでいくでしょう。 ホームスクール出身の大統領が出てきたら、ホームスクールが爆発的に多くなることでしょう。 エマさんは高校が終わり、この秋には日本へ行き、来年はアメリカの大学へ進学です。 日本の歴史に興味があり、日本の文化をじっと見つめてきたいのだそうです。 17歳のアメリカ人女子高校生が京都で金閣寺をじっとみつめていたら、それが彼女かもしれません。 ハローと声をかけたら、こんにちは、と日本語でこたえるはずです。 読者の方々がこの記事をご覧になっている頃には、エマさんは憧れの日本です。 次回も新しい出発を始めた人を紹介します。楽しみにしてください。 |