| 生涯教育こんちには。 エージレスウーマン Ageless Woman の巻 日本は自他ともに認める世界の長寿国ナンバーワンです。 でも長生きだけではあまり意味がありません。年をとっても向上していくところが大切です。元気で長持ちのことを英語で「エージレス」といいます。日本語なら「年を取らない人、いつまでも若い人」をさします。 今日紹介する大学教授の綿貫(ワタヌキ)きみ子博士も、元気で長持ちのエージレスウーマンです。アメリカに来てから、47年の間に仕事をしながら経営学学士号、経営学修士号、哲学修士号、教育学博士号を取得され、現在も自分のコンサルテング会社、大学教授などバイタリテーにあふれて活躍しておられます。 むしろ、年とともに右肩上がりに力があふれ出てきているような方です。バイタリテーの頂点は博士号を取られた2003年の71歳のときということですから恐るべきものです。 でも最初から、こんな元気印の生涯を送ろうと計画していたのではありません。
結婚して働いてお金をみついで勉強させたアメリカ人の夫は、こともあろうに大学卒業ともにドロン。これから一体どうしたらいいのでしょうか。たいていの日本女性なら、日本の実家に帰ってめそめそ人生を始めるのです。ここらが私なんかと違うところで、20代だったきみ子さんは、襲いかかる大山のような苦労に対して正面から取り組んだのです。すなわち心の痛手に悲しんでいるだけではだめだと悟り、会社に就職し経済的な自立をはかっただけでなく生涯をかけて大学、大学院で勉強を続け、次々とゴールを達成されたのです。 かたわら、自分自身がいろいろな方々に助けていただいた恩返しの意味で、今度は自分が学んでいる者を助ける番だと奨学金ファンドを設立し、毎学期に3人の学生を選んで数千ドルの奨学金を支給しておられます。 きみ子さんの人生は、アメリカ人の言うA dream come true 成功物語ですが、日本から来た1世の日本人それも女性がやってのけたところがすごいところです。どうして、こんな疲れを知らずのエネルギーにみちみちた人生を送ることができたのでしょうか。 第1の理由は、生まれつき素質に恵まれていたのはもちろんですが、それに加えて身体が並外れて健康だったことです。本人によると、自分の子供時代の日本は貧しく食べるにも困ったのですが、その貧しさが強い意志力と健康を育てたのです。 第2の理由はアメリカという国が外国人にも機会を与えてくれるのです。やる気と能力があれば年齢と関係無しに勉強も仕事も続ける機会があり、自分自身の能力と未来を開拓していくことができます。ドクターきみ子はその実例です。 |